「仕事が速い人」の頭の中身どうなっているのか気になりますよね。そのことについて書かれた本を読んでいますが、凡人が理解するには難しい…。
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「仕事が速い人」の考え方はどうなっているのか?
仕事が劇的に早い人っていますよね。
何頼んでも即座に対応してしまって成功に繋げてしまう人もいると思います。
上記の本書はそういった成功事例も紹介しつつ、
過去に起こった失敗例(生死にかかわる問題で生存者が少ない事例)についても触れながら、
シンプルなルールとはどのようなことなのかを説明してくれています。
サブタイトルが気になりまして私は購入しました。
「SIMPLE RULES」はどんなことが書いてあった?
どちらかというとテクニカルというよりかは、
シンプルなルールとは何かみたいな、コンセプトについての本になっている印象です。
なのですぐに自分のアクションに繋げられるかというと、
考えさせられるのですぐにアクションに繋げるのは難しいというのが私の見解ですが、
非常に大事な部分だと思います。
文体的には少し堅苦しく、読み進めにくいかもしれません。
結構読み進めるのに苦戦している方ですが、
内容的には説得力のあることをおっしゃってます。
具体例が非常に多岐にわたって展開されている点が本書の言いたいことを強めており、
納得感のある論説となっています。
「SIMPLE RULES『仕事が速い人』はここまでシンプルに考える」要約
「SIMPLE RULES」は、ドナルド・サルによるビジネスや生活においてシンプルルールを適用することの重要性について説明した書籍です。
本書では、複雑な問題に直面した際に、シンプルルールを作成することがどのように役立つかについて詳しく説明されています。シンプルルールは、情報の不確実性や複雑性を減らし、意思決定を迅速かつ効果的にすることができます。
著者は、シンプルルールが成功するための要件として、次の3つを挙げています。
- 特定の目的を達成するために明確に定義されたルールであること。
- 簡単に理解でき、適用できること。
- 経験に基づいて設計され、改善されること。
本書では、シンプルルールをどのように作成するか、適用するか、改善するかについて具体的な例を交えて解説されています。また、シンプルルールがどのようにビジネスや個人の成功に貢献するかについても詳しく説明されています。
本書は、複雑な問題に取り組むビジネスパーソンや個人にとって貴重な読み物であり、シンプルルールを活用してより効果的に意思決定を行うための手助けとなるでしょう。
上記のように非常にシンプルな構成なのですが、
内容が少々専門チックといいますか、慣れない単語が出てくるのもあり、
そこで引っかかってしまう人にとっては読み進めるのが困難ではあります。
(私自身何度読むのを中断して、内容忘れて最初から読む…を繰り返していることやら…)
アメリカにとっては有名な事例でも、日本ではそこまで有名ではないということがあったりして、
不足している知識は私自身の勉強不足だと思い、
すぐ検索にかけていました。
知らない事象を知っておくのもなんだかんだで後に繋がったりしますしね。
読み進めるのには時間がかかるものの、
その分学びはいっぱいでして、どういった事例が面白いのか、
私のマーカー引いた部分を紹介します。
私的刺さった部分
シンプルルールに当てはまらない事例としてのマクドナルドの成功事例
ばらつきを排除し、低価格の商品やサービスを提供する場合は、ルールが細かく決まっていたほうがよい。たとえば、「マクドナルド」のような世界的に展開するファーストフードチェーンがそうだ。利用者はマクドナルドに味のクオリティ向上やイノベーションを求めていないし、そこで働く従業員もアルバイトなどの短期労働者が多い。世界中のフランチャイズで同じ味とサービスを提供するには、おのずと「詳細なルール」が必要になってくる。マクドナルドが核店舗に配布している三八六ページにもわたる分厚いマニュアルには、店舗運営からマーケティング、店員のトレーニングにいたるまで、事細かにカバーされている。このように予測可能で、効率的で、できるだけミスを出さないことが求められる会社では、詳細なマニュアルが効力を発揮する。
さっそく冒頭の方ではシンプルルールじゃなくうまくいっている事例として、
私たちになじみのある企業名を出しており、なるほどと説得力がある内容ですよね。
日本の大手企業においても、特にサービス業はマニュアルが整備されており、
それに順守をしていくことでどこでも同じクオリティになり、
顧客にとっての安心感につながっていますよね。
かと言って、この条件と逆のパターンとして、長期労働者的目線からすると、
この事細かなルールだと厳しくなってきますよね。
そういった点で、シンプルルールを適用させるにはどういった環境下がいいのか、
他にも詳細な事例を交えて紹介してくれています。
詳細だとうまく選択を行えなくなる――履修登録を行う学生の事例を交えて
こういう事例がある。学生たちに自分にとってもっともためになると思う講義を、三科目の中から一つ選ばせる実験をした。学生には授業であつかう参考文献、シラバス、過去の学生がつけた授業に対する評価点などの情報を与え、ほとんど時間をかけずに決める学生とに分けた。すると驚くべきことに、講義を受けた後の満足度は、後者の方が低かったのだ。
なんとも皮肉な結果だが、これはまさに心理学者の調査結果を裏づけている。時間をかけた学生はいろいろ考えているうちに、細かいことが気になりだす。そうすると、どうしても優先順位がつけられず、判断力も鈍ってしまう。しかし、即断即決した学生は、もっとも考慮に値する重要な情報――「過去の学生がつけた、その授業に対する評価点」に、まっさきに注目し、ベストな授業を選ぶことができたのである。
上記の研究結果は、自分自身の体験を振り返ってみれば、
納得させられます。
というか今現在、ベビー用品の購入にあたっていろいろなものを見ていて、
判断が鈍っている気がしていたので、そこをズバリと指摘された気分です(笑)
そのシンプルなルールを見つけるためにはどうすればいいのか、
その点に関しては正直よくわかっていないため、もう少し本書を読み進めていく必要がありますね。
ルール作成にあたっての気をつけるべきこと
イエスかノーか「境界線ルール」
少ない資源を最大化する「優先順位ルール」
必ず“引きどき”を決めておく「停止ルール」
ルールにも種類があり、それぞれどのルールなのかを分類してみると、
見えてくるのではないかと思い、実際自分の周りにあるルールを本書の言っていることに照らし合わせて考えてみていますが、
まだ納得のいく理解を得られていないが現在の私です…。
このルールの種類の説明においても、具体例を交えて著者が説明してくれているのですが…。
もう少し理解が深まったら皆さんにシェアしていきたいですね。
全体的に私のまだ読み込み不足が目立つ書評とはなりましたが、
引き続き読み返したりして自分の知識に繋げていきたいと考えています。
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